安仁神社 「勅使屋敷跡」

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 安仁神社の北数百mの田圃の中に、『勅使屋敷跡』の石碑があります。石碑自体は、昭和41年に建てたものですが、この場所は「御勅使屋敷」と言う小字です。

安仁神社は、平城天皇(第51代の天皇 在位806年-809年)大嘗祭(おおにえのまつり)の斎田に選ばれています。

 「大嘗祭」は、天皇即位の礼の後、初めて行う新嘗祭です。大嘗祭が行われる年には、まず、所司(官庁の役人)が、その祭に供える稲を出す斎田を選ぶため、悠紀(ゆき)・主基(すき)の国・郡を卜定(ぼくじょう)します。悠紀は東日本、主基は西日本から選ばれ、畿内の国から選ばれたことは一度もない。
 平城天皇の場合、「悠紀=伊勢国」「主基=備前国」でした。