安仁神社の祭神 やっぱり分かりません!

藤井村にある、式内社名神大)安仁神社は、平安時代に既に
祭神があやふやになり、今に至っています。

今まで信仰が保たれているということは、それなりのお方が祀られており、
祭神が不明になる前までは、当然皆が祭神を理解し、あえて形に残す必要がなかった為、
自然消失してしまったということでしょう。

でも、今も信仰されている訳ですから、
祭神がどなたであろううと、対して意味はないと言うことですね。
何か、神聖を感ずるお社(やしろ)がそこにある!
そのことが大事なのです。


信仰は、各人自らの内なるモノなのですから。

今まで、祭神として議論されてきたのは、次の通りです。

五瀬命 配祀 稲氷命,御毛沼命:明治以降 現在の祭神
②阿田賀田須命(和邇君(わにのきみ)等の先祖) 『吉備温故秘録』
天照大神 『岡山藩主池田綱政祈願文』
④参議従三位秋篠安仁卿 『寸簸乃塵』
⑤大納言正三位近衛大将安倍朝臣安人霊 『吉備温故秘録』
⑥五十狭芹彦命(吉備津彦命 孝霊天皇三皇子の長男) 『大日本地名辞書』
⑦阿知使主 『大日本地名辞書』
⑧地主神 『吉備温故秘録』
和邇氏 『大日本地名辞書』
⑩大伯国造の始祖 神祝命 軽島豊明朝御世孫左紀足尼 → 足尼 あに??
⑪海部氏始祖(隼人の海人との関係)
他ほか・・・。

いろいろありますね。