五角形の石碑『地神様(じじんさま)』

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藤井にも『地神様(じじんさま)』有ります。お決まりのように川の畔です。
地神様は、結構いろんな所にあります。

 これについては、「岡山の地神様 ―五角形の大地の神― 正富博行/著(吉備人出版)」に詳しく書かれています。ただ、旧邑久郡での調査は詳しくないようですが。
岡山県の地神さま(とりわけ備前地域及び備中の一部)は他県の地神信仰と比較すると、土地の神ばかりでなく、水の神の機能も追加される傾向にあります。とりわけ法華経の強い影響下にあるところは、地神と水神を一体のものとして考えているようで、「地水神」「地水二神」などと刻んだ石造物を見ることが出来ます。』http://www.kibito.co.jp/kikan/rekisi.html

 詳しく調査してみないと分かりませんが、今も樋門の有るところで、位置的にも重要な箇所です。現在の川の流れは、いかにも不自然で江戸時代に改修工事が有ったのだと思います。この工事が「幸島新田開発」と関係があるのかどうか調べてみると面白いでしょう。

五角形に記載されている神様は、下の通りです。
天照大神(あまてらすおおみかみ)太陽の神
大己貴命(おおなむちのみこと)別名 大国主命(おおくにぬしのみこと)国造りの神。
少彦名命(すくなひこなのみこと)大国主命と協力して国土の経営にあたり、医薬・禁厭などの法を創めたという。
埴安媛命(はにやすひめのみこと)土に宿る神。
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神であり、稲荷神(お稲荷さん)として広く信仰されている。