麻御山神社(オミヤマ) 邑久郷の神社

邑久郷にある、「麻御山神社」は、今日4月29日 が「春祭」です。
昨日、お参りしましたが、氏子(邑久郷吉塔)の皆さんが掃除されていました。

さて、この神社はなぜここにあるのでしょうか?
ここは邑久郷と『豊の地(※千町平野の南地区の事)』を繋ぐ山越えの要だと思います。

当時の太伯の半島部分は、乙子地区までのびていました。
江戸時代の幸島新田開発に伴う灌漑工事で千町川を通すために切り通しにし、
山の形が変わってしまいましたが・・・。(千町川以西の山がなくなったのは、ここ十数年の間です。)

その為、邑久郷から内部につなげるためには、山越えがもっとも重要だったと思います。
そのころの千町平野は、沖積平野の形成で、陸路・海路共に不便だったはずです。

「麻御山神社」を山越えすると、長沼地区の「祇園社」「豊原南神社」があります。
また、邑久町東谷には、「笠松明神宮」があります。
「麻御山神社」内に「下松様」というの摂社があります。
掃除をされていた氏子の方も由来は分からないとのことですが、
笠松明神宮」との関係があるのではないでしょうか?

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「下松様」
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太伯地区の地図。( Googelから拝借しました。)緑色の部分がかっての半島部分です。
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